シルバーベンツが人気の理由

シルバーベンツが人気の理由

「メルセデス・ベンツ」でSクラスが人気であるのと同様に、ボディカラーでいえばシルバーがダントツの人気っぷりです。

なぜベンツの場合だと、これほど1色に人気が集中するんでしょうか?

中古市場でもそうなんですけどベンツ中古も大変人気を博しているんです、シルバーが。

セダンやクーペ、オープンカー問わず、ベンツといえばシルバーですが、この理由のひとつとしてよく語られるのが「シルバー・アロー」の話で、メルセデスにおける1つの伝説であるといっても過言ではありません。

「シルバー・アロー」の由来となった自動車レースが行われたのは、今から遡ること80年前、1934年のことです。

当時(1934年~1937年)のグランプリ・レースのレギュレーションは、「車重は750Kg以下」とされていたんですね。

シルバーの昔のベンツ

ちなみに、このレースはグラン・エプルーブといって、今でいうF1世界選手権に相当するレースです。

後には「750kgフォーミュラ」と呼ばれました。

伝説の年である1934年のニュルブルクリンク(ニュルンブルクはサッカー日本代表の清武と長谷部が在籍していたクラブチームの本拠地ですね)におけるレース前夜、計量にて既定違反が発覚した(その差わずか1Kg!)メルセデス・チームは、レースに間に合う方法を悩んだ挙句、車輌に施された純白の塗装をすべて剥がすことを決断します。

全員総がかりで丸一晩掛けて用意できたレースマシンは、その塗装のことごとくを落とした、下地であるアルミがむき出しのシルバー一色に仕上がりました。

レースが始まると、いつものホワイトとは異なるシルバーのマシンを操った「マンフレート・フォン・ブラウヒッチュ」のメルセデス・チームがなんと優勝を果たします。

このことが発端となり、これ以降メルセデスのレーシングマシンはシルバーがマシンカラーとなり、ここから「シルバー・アロー」の愛称がスタートしています。

モータースポーツにおけるドイツのナショナルカラーも、それまでのホワイトから、これを機にシルバーとされるほど、このレースは大きなインパクトを与えました。

 

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最終更新日 2025年5月30日

「メルセデス・ベンツ」でSクラスが人気であるのと同様に、ボディカラーでいえばシルバーがダントツの人気っぷりです。 なぜベンツの場合だと、これほど1色に人気が集中するんでしょうか? 中古市場でもそうなんですけどベンツ中古も…